2015年を振り返る

12 31, 2015 | Tag,その他
2015まとめ

年の終わりにあたって
今年描いた絵の中から、課題解決の技法や新たな表現のきっかけになったと思われる作品をとりあげて、この一年間の創作活動を振り返り、得られた成果と反省点を今後の制作につなげていきたいと思う。
・・・と、我ながら随分と硬い文章だなと思うけれど、まあ、いいか。

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 1月
WM_Yokohama_20150113_f.jpg

ふんわりとした木ー横浜・山手通り

いつもはこまごまと描きがちだった木を、絵具のぼかしを使ってふんわりとしたイメージで描いてみた。 
枝木や硬いアスファルトの道路とのコントラストも出て、絵にメリハリがついたように感じる。



 2月
WM_Yokohama_20150218_f.jpg

失敗から生まれるアイデアー山手西洋館・外交官の家

特徴あるデザインで絵に描いてみたくなる西洋館だが、まとめるのがとても難しい。
この絵も、描いては失敗し絵具を洗い流すことを繰り返したので、最後には紙がつるつるになってしまった。
最後の手段として色のトーンの変化を利用して描いてみたところ、わりといい感じでまとめることが出来た。


 3月
WM_Yokohama_20150306_f.jpg

美しい陰色Getー大さん橋・大型客船

いつも濁りがちになってしまう白い船体(物体)の陰色をなんとか美しく描きたかった。
この絵を描いたことで、ひとつのアイデアをつかんだ気がする。
今後は、いろいろなシーンで使えるニュートラルな影色もマスターしたい。



 4月
WM_Yamate_20150404_f.jpg

力強い桜ー山手通り

頭上にひろがる美しい満開の桜を自分なりの手法で描きたかった。
動きのある太い筆のタッチで、桜を描くにはやりすぎかなと思うくらいの強さで描いてみた。
桜を描くひとつのアイデアを得た。



 5月
WM_Ensyu_20150531_f.jpg

ハイコントラスト神社ー遠州森町 ・小国神社

神社の特徴ある屋根を、強いコントラストを利用して浮き上がらせて描く手法の再確認。
この手法は一般的な家屋にも応用できるので、手法のバリエーションを増やしていきたい



WM_koten_20150522_f.jpg

個展デビューー山手ブラフ18番館

想像以上に多数の方に見ていただき、自分の創作活動のひとつの節目になった。
こうした作品展や日々のブログを通じて、自分の描いた絵が世の中との何らかの接点になることはありがたいことだと思う。



 6月
WM_Enoshima_20150617_f.jpg

起死回生の大胆やしー江ノ島

最初は人気の観光地を、明るい穏やかな絵にまとめようと思い、わりと丁寧なタッチで描き始めた。
が、直ぐにこれでは平凡な絵になってしまうと思い直して、途中から大胆な筆使いに切り替えた。
やしの木のラフぽい仕上がりがアクセントになり、絵の印象を強くしたように感じる。



 7月
WM_Ensyu_20150728_f.jpg

メリハリ宿場町ー静岡県湖西市白須賀

ひっそりとした旧宿場町の町並みを、少ない色数に抑えながら魅力的に描いてみたいと思った。
上のやしの木で得た手法を、手前の建物に応用してみた。
少ない色数ながらパンチのある絵になった。



 8月
WM_Kamakura_20150815_f.jpg

強い色をおく勇気ー鎌倉市腰越

この絵も描き進めていく途中でどうもインパクトのない絵になりそうだったので、思い切って強い色をドーンと置いてみた。
けっこう乱暴な筆使いも承知の上で描いた。
臆病にならずに、時にはかなり思い切った色使い、筆使いをすべきという学習をした。



WM_リア側面_f

タイムスリップの夏ー模型完成

いつか作りたいと思っていた、子供頃の実家の模型を完成させた。
身近な材料であれこれ工夫をしながら、現物あわせで組み立てる気楽さと手作りの楽しさを味わった今年の夏。



 9月
WM_Tokyo_20150925_f.jpg

濁らない花壇ー神大寺植物園
 
こういう構図の絵を描くと、花の色が濁ったどうも美しくない花壇になってしまうことが多かった。
今回は花の描き方を工夫して、なんとか濁らない花壇に見えることを目標とした。
今度こうした花壇を描くときには、花の種類が暗示できるぐらいの表現を考えてみたい。



10月
WM_Kyoto_20151026_f.jpg

三原色スタディー京都・南禅寺界隈

色の統一感のある絵を目指して、三原色だけでどれくらい描けるか試してみた。
固有色にこだわらずに色数を制限して描いてみると、絵の中のトーンの変化や強弱のつけ方、それに絵具の使い方にいつもより注意がいくようになる。



11月
WM_Tsurumi_20151101_f.jpg

時には穏やかなトーンでー身近な風景

水彩画は陰影のはっきりした対象が描き易いけれど、敢えて低コントラストの風景も描いてみたかった。
この絵も三原色で描いたので色の統一感は感じられるが、それ以上の魅力がない。
どこをどう直せばいいのか今は良い案が浮かばないが、こうした落ち着いたトーンの絵も描けるよう幅を広げたい。



12月
WM_Yokohama_20151211_f.jpg

ペン画の魅力再発見ー神奈川県庁舎

水彩画では難しい細かな描写もペン画では割と容易に描ける。
制作時間はかかるが、描きたい物をどんどん描き進めていく満足感がある。
もっと幅広い諧調が描ける様に腕を磨いて、さらに美しいペン画を描いてみたい。



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今年一年間ブログにご訪問いただきましてありがとうございました。
日々の記事の閲覧、拍手ならびにコメントを寄せていただいたことに感謝申し上げます。
絵を描いた当人が思いもしなかった新鮮な視点からのコメントは、次の制作への新たな動機付けにもなりました。
あらためてお礼申し上げます。

幸い「絵を描きたい」という気持ちは今も変わらずあります。
この気持ちが続く限り描いていこうと思います。


良い年をお迎えください。
Hudson Terrace


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6 Comments
By Hudson Terrace12 31, 2015 - URL [ edit ]

三っ太刀 さん、いつもブログを御覧いただきありがとうございます。
来年も建物、海、船の絵を描きますので、よろしくお願いします。
良いお年をお迎え下さい。

By 三っ太刀12 31, 2015 - URL [ edit ]

 今年はバタバタしていたことと、みなさんの専門的な書き込みを拝見するばかりで。
 でも、拝見はしていたんですよ。
 私のような、門外漢ながら描かれる建物、海、船の絵が好きな者もある、ということを忘れないでくださいね。また来年も拝見に伺いますのでよろしくお願いします。

By Hudson Terrace12 31, 2015 - URL [ edit ]

soujyu2 さん、コメントありがとうございました。
好きな絵をマイペースで描いていられることが、とてもありがたいことだと感じています。
仕事ととなるといろいろ制約もありますが、来年も描きたいものを描きたいように描き続けていきたいと思います。

By soujyu212 31, 2015 - URL [ edit ]

Hudson Terraceさんらしい一年のまとめですね。絵の描き方をどんどん自己革新していく姿勢がHudson Terraceさんの良いところだと思います。上手に描けて(撮れて)人に褒められるとそれを繰り返して、同じような評価を得ようとしてしまいがちなのが人の一般だと思うのですが、人の評価が変わることを恐れずに新たな手法に挑んでみるところに素晴らしさがあると思います。そしてそれがすべて栄養となっていくのですね。人の評価のためではなくて自分の楽しさを極めていく姿勢にブレがないという事だと思います。
 来年もお互いのわが道を楽しみましょう。

By Hudson Terrace12 31, 2015 - URL [ edit ]

タコノアシさん、コメントありがとうございました。
同じような失敗を繰り返すような年齢になりましたので、チェックポイントとしてまとめておこうと思いました。
タコノアシさんも、地域ボランティアでのご活躍などお体にお気をつけてください。

By タコノアシ12 31, 2015 - URL [ edit ]

一年間のまとめで、キチンとそれぞれの技法を振り返るなど、さすがですね。
来年も期待しておりますので、お身体にお気をつけて楽しませてください。

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